blogレモン便り

2021年07月08日

業務用レモン(追いレモンにどうぞ)

今年は寒波の後、レモンの出荷ができない期間が長く、寒波の被害を免れたレモン達はその間にぐんぐんと成長していました。先月お送りしたレモンの中には、手のひらサイズの巨大なレモンも混じっていたかと思います。皮が非常に厚いレモンや、でこぼこレモン、小ぶりだけど実がパンパンに詰まったレモン等々、皆さまにもいろんなレモンをお楽しみ頂けたのではないかと思います。

今期の豊島レモン通常品とアウトレット品の出荷が終わった後も、畑にはぽつりぽつりとレモンが残っています。これらは、皮の全体に病害があったりトゲによる傷が大きくてアウトレット品として出荷するのが難しいレモンや、梯子や高枝切バサミを使っても収穫しづらい場所になっているレモン達です。

これらのレモンは、業務用レモンとして業者さまに出荷しますが、今年はウェブショップでのレモン販売があまりできなかったので、いつもウェブショップをご利用くださる方々に向けて販売することにしました。見かけはあまりよくない皮の中にも、香り成分の精油がたっぷりと詰まっているので、是非皮ごと搾って香り高い豊島レモン果汁をお楽しみください。

業務用レモンの販売終了後は、10月末頃までレモン青果の出荷はお休みとなります。寒波の影響から来期の収穫量は大幅に減る予想ですが、その間レモン果汁をご入用の方は、豊島レモン果汁(冷凍・業務用)をどうぞ。今迄は10リットル単位での販売でしたが、今後は1000mlからご注文頂けますので是非ご利用頂ければと思います。

さて、この春から豊島島内のみで販売しておりました豊島レモンアイスクリーム。 発送用の箱と保冷剤の準備が整ったので、ウェブショップでもご注文受付けを開始しました。1箱6個入りになります。 レアチーズケーキのようなクリーミーさとレモンの爽やかな風味、甘さ控えめでさっぱりとした後味が、お子様から年配の方まで多くの方々にご好評頂いております。島内では「むつごくなくてええわー」(味がしつこくなくていいね)という感想をよくいただきます(笑) 。

そのまま食べてもレモンの風味を十分お楽しみいただけますが、櫛切りレモンを皮を下にして少しづつ果汁を搾って食べて頂くと、レモンのフレッシュな香りが立ちあがり、更にレモン感あふれるアイスクリームになります。レモン風味増し増しの「追いレモン」、是非お試しください。

最後に、tilのアイドル、ピーノ君。ぐんぐん大きくなって、現在約20キロ。日中は蒸し暑くてバテ気味です。梅雨が明けると更に暑くなるけど、グリーンレモンが大きくなる頃にはずっと過ごしやすくなるから、レモンと一緒に頑張って夏を乗り切ろうね。

2021年05月16日

早い梅雨入り

例年にない早い梅雨入りとなった四国地方。花盛りのレモン畑では、雨の合間に蜜を求めて様々な虫が行き交います。受粉を手伝ってくれる虫達に加え、この時期には毒針を持った毛虫もレモンの若葉を食べているので、農作業時には注意が必要です。

年明けの寒波によって多くのレモンの樹が傷みましたが、被害が比較的軽かった園地では、例年のようにたくさんの花が咲いています。

一方で、被害が大きかった園地では、落葉して枝だけになった樹々にやっと若葉が目立ち始めました。

来期のレモンの収穫量は少なくなることが予想されますが、今まで多くの恵みを分け与えてくれたレモンの樹々には、自然のサイクルに合わせてゆっくりと回復してもらいたいと思います。コロナ禍が続く中、恵みの雨がすべての癒しとなりますように。

2020年10月13日

秋日和

澄み渡る空に彼岸花が美しい、気持ちの良い季節になりました。先日のブログでもお話ししましたが、今年の夏は暑いうえに雨が降らず、レモンにとってはとても厳しい夏となりました。豊島の8月の降水量はなんと2mm!園地によっては枯れる寸前まで弱ってしまった樹もあります。9月の下旬になってやっとまとまった雨が降りましたが、それまでの少雨の影響でグリーンレモンの成長が遅れています。

WEBショップでのグリーンレモンの販売受付開始時期は例年通りですが、豊作だった昨年と比べて、今年はレモンの収穫量が少なくなる見込みです。成長にもばらつきがあるため、お届けまで少々お時間を頂きますこと、何卒ご了承くださいませ。

間もなく旬を迎えるグリーンレモンですが、全国的にはまだあまり知られておらず、食べ方がわからないという声をよく聞きます。そんなグリーンレモンをテレビ番組で取り上げて頂けることになり、先日NHKの方々がレモン畑の取材に来てくださいました。

今回の放送では、豊島の食材を活かした素敵なお料理を提供されているARUEIさんが、旬のグリーンレモンを使ったお洒落なスイーツをレシピと共に紹介して下さいます。 10月13日(火)の放送後には番組で紹介されたレシピが、17日(土)の放送後には動画が期間限定で掲載されますので、四国以外にお住まいの方々も是非ご覧ください。

10月13日(火)午後6時10分~7時「ゆう6かがわ」https://www.nhk.or.jp/takamatsu/cooking/osusume/202010.html

10月17日(土)午前7時30分~8時「ギュッと!四国」https://www.nhk.or.jp/matsuyama/gyutto/omeza/

2020年08月27日

酷暑

長く続いた黄色いレモンの収穫が終わり、グリーンレモンの成長の時期が始まりました。今年はしっかりとした夏芽が伸び、程々に実った小さなレモンがゆっくりと成長していましたが、酷暑が続く中、豊島では7月末からまとまった雨が降らず、いくつかの園地ではレモンの葉がしおれ始めています。

夏芽はこのようにぐったりして、小さなグリーンレモンも水分が少なくなり柔らかくなります。 夕方になると、水を入れたタンクを軽トラに積んで、弱っている樹の根元にバケツで水をやって回りますが、この暑さでは気休めにしかなりません。

比較的保水力のある園地のレモンは、葉が青々としてまだしばらく持ち堪えられそうですが、それもお天気次第。 一日も早く雨が降ってくれますようにと祈りつつ、 tilの看板犬ピーノ君(4ヶ月)と一緒にレモンの樹々を見守りたいと思います。

2020年02月06日

完熟レモンと斑点と搾汁

2月になり、畑のレモンはすっかり黄色くなりました。豊島レモンは全て露地で栽培されており、収穫までずっと樹上で過ごすため、この時期になるとレモンの皮にはトゲによる擦り傷や病害、寒さによる斑点がたくさん見られます。

こちらは寒くなるとでてくる陥没のような斑点(画像上)。半分に切ってみると、凹んだ部分の皮が少し茶色くなっていますが、果肉部分には問題ありません(画像下)。時間が経つと凹みがより目立つようになりますが、腐っているわけではないのでどうぞご心配なく。寒さを経たレモンの果汁は濃厚で甘みが感じられ、皮も苦みが少なく食べやすくなっています。凹んだ部分を切り取って、是非皮ごとお召し上がりください。

話は変わりますが、先日たくさんの完熟レモンを収穫して、レモン果汁の搾汁に行ってきました。総量なんと2トン!収穫のお手伝いをして下さった方々、本当にありがとうございました。お天気も良く、収穫作業の休憩時間はピクニックのようでとても楽しかったです。

豊島レモンのレモン果汁は、収穫から搾汁までの期間が短く、新鮮なレモンを皮ごと搾汁するので、果皮の精油がしっかりと含まれた香り高いレモン果汁となっています。搾汁後は加熱殺菌をせず、搾りたての風味を生かすためすぐに冷凍保存します。現在、豊島レモン果汁は業務用のみの取り扱いで、受注生産となりますが、ご興味のある方は是非お問合せ下さい。

今回搾汁したレモン果汁はお菓子の原料として納品したので、美味しいお菓子になって日本中に旅立っていくことでしょう。因みに、今年も残ったレモン果皮からレモン精油を抽出したので、2月下旬に販売開始予定です。皆さま是非お楽しみに!

2019年12月17日

冬らしいレモン畑の景色

瀬戸内海に囲まれた豊島では穏やかな冬晴れが続いています。農作業ははかどりますが、暖かすぎる冬は逆に少し心配になり、反動で強烈な寒波が来ませんように・・・とお天道様にお願いしています。

レモン畑の周りでは野生の雉や猪が元気に駆け回っています。ケーンという鳴き声と共に突然飛び立つ雉には頻繁に驚かされ、最近では昼間でも茂みからブヒブヒというイノシシの鼻息が聞こえてきます。島内では、イノシシに畑を荒らされて農業や家庭菜園をやめる方が多くいらっしゃり、今年は私も囲いを破られてサツマイモやスイカを食べられてしまいました。全国各地で問題になっている獣害は、統計にはでてこない家庭菜園などの被害も考えると想像以上に深刻だと実感しています。

霜が降り始めても、レモンの 樹上では茶色いカマキリがひっそりと獲物を待ち伏せしています。カマキリは卵だけが越冬して、春にはたくさんの赤ちゃんカマキリが生まれ、この時季まで様々な昆虫を捕食しながら成長します。レモン畑ではおなじみの昆虫なので、もうすぐ生涯を終えることを思うと少し寂しくなりますが、これも命の循環。また来年新しい命に出会えることを楽しみに農作業に勤しみます。

穏やかな天候が続く中、畑のレモンは日々色づきを増しています。お尻の緑はしばらく残りますが、熟したレモンは黄色というより山吹色に近くなり、香りにも甘みが出てきます。夏のイメージが強いレモンですが、寒くなるこれからの季節が黄色いレモンの旬です。 だし醤油にレモン果汁を加えた手作りレモンポン酢でいただくお鍋や、定番のホットはちみつレモンなど、栄養豊富なレモンをお料理に取り入れて、元気に冬を乗り越えましょう!

追記: 個人的なおススメは、お風呂上がりに飲む香り高いレモン水。櫛切りにしたレモン一切れを皮を下にして搾り、そののまま水の中へポチャリ。とにかく最高です。

2019年11月23日

11月のレモン

賑やかだった瀬戸内国際芸術祭が終わり、豊島に心地よい静けさが戻ってきました。秋が深まるにつれ、紅葉はより鮮やかになり、畑のレモンは深い緑から優しい黄色へ少しづつ変化しています。 昨年とは打って変わって、枝もたわわに実るレモンに感謝する日々です。

11月にお送りするレモンは緑から黄色への美しいグラデーションと、黄色く熟すことで穏やかになっていく酸味や香りの変化も楽しんで頂けます。箱にお行儀よく収まって出荷を待つレモンの姿は本当に愛らしく、いつも笑顔で送り出しています。

今期は多くの実りがありますが、昨季の暖冬の影響かどうか、レモンの果皮にコルク状の斑点ができる「かいよう病」が例年より広く見受けられます。樹上で過ごす時間が長くなればなる程、これらの病害や黒点病と呼ばれる黒い点々は雨や風によって広がり、トゲによる傷なども増えるため、無傷のレモンはとても少なくなります。

しかし、これらも自然なこと。人間も年を重ねるにつれ虫歯ができたり、怪我をしたり、様々な変化を身体に残して生きていきます。どのような外見でも新鮮なレモンは爽やかな芳香を放ち、傷ついた部分を取り除けば皮も食べられ、果汁にはまったく問題はありません。ツルツルぴかぴかのレモンも、ザラザラでこぼこのレモンもそれぞれレモンの個性として受け入れて頂けると幸いです。

2019年10月24日

グリーンレモンの出荷開始

 おかげ様で、今年もレモンの収穫シーズンを迎えることができました!早速多くのご注文を頂き誠にありがとうございます。いつも注文してくださる方々のお名前を拝見して、感謝の気持ちでいっぱいになりました。今期もどうぞよろしくお願い致します。

 艶やかでぷっくりと成長したグリーンレモンの香りは、目が覚めるような爽やかさです。 収穫量が激減した昨年と比較すると、今期は樹勢も回復して多くのレモンを実らせてくれました。冬の寒さを乗り越えることができれば、春のレモンから夏のレモンへと、来年6月頃まで少しづつ出荷を続けられそうです。

 収穫から梱包、出荷まで一人で作業をしているため、お届けまで少々お時間を頂きますが、採りたて新鮮なグリーンレモンをお送りしますので、どうぞ楽しみにお待ちください。ご注文の受付は一旦締め切らせて頂きましたが、現在頂戴しているご注文分の発送が終わりましたら、畑の状況を見ながら受付在庫数を随時更新する予定です。ご面倒をおかけしますが、時折WEBショップを覗いて頂けますと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

2019年08月09日

夏のレモン畑

梅雨明けから猛暑が続いていますが、皆さまいかがお過ごしですか?レモン畑では真夏の強い日差しを浴びながら、まだ小さなグリーンレモンがキラキラと輝いています。

猛暑の中、レモンの樹々の周りでは様々な生き物が活発に動き回っています。頻繁に見かけるカマキリや蜘蛛は、レモンの葉っぱを食い荒らす虫を食べてくれるありがたい存在です。

同じく頻繁に見かけるバッタやアゲハチョウの幼虫は、レモンの葉っぱが大好物という困った昆虫ですが、自然の食物連鎖の中では、彼らにも立派な役割があります。苛立つことがあっても、農薬で駆除するようなことはしません。生態系のバランスを保つためには、多種多様な生き物がいることがとても大切なのです。

こちらはとても珍しい、脱皮前の蝉の幼虫です。日没後、まだ明るい時に出てきてしまったようで、ナマケモノのようにゆっくりと動いていました。セミの抜け殻は、レモン畑の至る所にぶら下がっていますが、脱皮前の蝉を見たのは初めて。毎日農作業をしていると、珍しい瞬間に遭遇することがよくあります。

こちらもレモン畑ではおなじみのアオバハゴロモの幼虫と成虫です。幼虫はふわふわの白い綿のような分泌物に覆われていて、白髭をたくわえたおじいさんの様に見えます。成虫は若葉色の美しい羽根を持っており、最初は同じ生物だと思いませんでした。

最後の画像はアシナガバチです。先日初めてアシナガバチに刺されて、左腕が三日間ほど腫れてしまいました。アシナガバチだけでなく、スズメバチも気づかないうちにレモンの樹に巣を作っていることがあるので、夏の作業時は細心の注意を払わなければなりません。この季節、山歩きをする時など、皆さんも蜂の巣にはくれぐれもお気をつけください!

2019年06月28日

やっと梅雨入り

極端な少雨と日照りが続いた5月が終わり、雨を待ち望む日々がさらに続いた6月。四国地方もやっと梅雨入りしました!雨が少ないと下草が伸びるスピードが遅いので草刈りは楽になりますが、新しいレモンの成長の為には梅雨がとても大事。程々の雨が続くことを祈りながら、合間で草刈りは続きます。

こちらは草刈りのビフォア&アフター。この作業を春から秋にかけて、複数あるすべての圃場で3回程繰り返します。

昨年は今迄にない凶作だった為、レモンの出荷量が激減しましたが、今年は昨年よりずっと多くの花が結実したので、秋の収穫シーズンが今から楽しみです。その前に、夏の猛暑と台風をレモン達が無事に乗り切れるようお天道さまにお願いしながら、地道な草刈り作業を頑張ります。

春から夏にかけてレモンの葉っぱをかじるのはアゲハチョウの幼虫だけではなく、ガの幼虫もよく見かけます。気づかずに皮膚に直接あたってしまうと、毒針毛が刺さって大変痛痒い思いをします。どんなに暑くても、樹木に触れる時は長袖&軍手は必須です。皆さんも気をつけてくださいね。