blogレモン便り

2023年02月03日

寒波、その後

寒波が襲来!ということで、4日間で約2トンのレモンを収穫しました。島内だけでなく、遠方からも収穫のお手伝いに駆けつけて下さり、皆さま本当にありがとうございました! 今回は、寒さの影響を受けやすい畑から急ピッチで収穫し、おかげさまで唐櫃岡のレモンはほぼ採りきることができました。

収穫したレモンはトラックに積んで徳島県に運び、搾汁工場で美味しいレモン果汁に加工して頂きました。2トン近いレモンが2時間もかからずに搾汁されます。

小さな実も大きな実もきれいに洗浄されて運ばれ、皮ごと搾ることでレモンの精油が多く含まれた香り豊かなレモン果汁になります。工場内は爽やかなレモンの香りで満たされています。

ここで搾られたレモン果汁は、豊島レモンサイダーや豊島レモンアイスクリームの原料になります。そして、皮は豊島レモン精油の原料に。精油抽出後の皮の活用法はまだ見つけられていないので、来年度にはなりますが、使ってみたい!という方がいらっしゃいましたら是非お声かけ下さい。

寒波後のレモン畑はというと、標高の高い場所では 寒気の強さを物語るように、 レモンの葉がぐったりとしなだれていました。果実をつけたままだとさらにダメージを受けるので、収穫が間に合って本当に良かったです。

海に近い畑にはまだ多くのレモンが残っていましたが、やはり凍害を受けた果実が散見されました。果実が凍ると、軸の部分が茶色く変色し、果皮にピンク色の斑点がてできます。なかには、寒さで果汁が抜けていても、外見からではわからないものもあるので、被害を受けていない果実との判別がつきやすくなるまで、もうしばらくレモンの出荷はお休みさせて頂きます。

皆でレモンの収穫を頑張っている間、tilの看板犬ピーノ君はしっかりと留守を守ってくれていました。きっと夢の中で応援してくれていたんだよね、ありがとう!