blogレモン便り

2019年09月16日

「豊島グリーンレモン教室」その②

豊島グリーンレモンの料理教室はレモン畑から始まります。豊島レモンがどのように栽培されているのか、実際に畑を歩きながらお話しします。地面は下草に覆われ、猪が掘った落とし穴があちらこちらにありますが、様々な生き物が暮らすとても気持ちの良い場所です。瀬戸内海の優しい潮風を感じ、鳥や虫が奏でる音を聴きながらグリーンレモンの収穫を楽しみましょう。

採りたてのグリーンレモンの香りは格別で、切り口に鼻を近づけると、その芳香に思わず笑みがこぼれます。レモンは果実だけでなく、葉や枝も爽やかでスパイシーな香りがします。対照的に、お花は金木犀のような甘い香り。レモンは四季咲き性が強く、この時期にも少しだけ花を咲かせているので一緒に探してみましょう。

黄色いレモンと比べて馴染みの薄いグリーンレモンは、食べ方がわからないとよく言われます。グリーンレモンの特徴は果皮のスパイシーな香りときりっとした酸味。今回の料理教室では、これらの特徴を生かして、柚子胡椒ならぬグリーンレモン胡椒とレモンポン酢を作ります。今回講師を務めて下さる津村さんは、レモンを使ったパンやお菓子作りもとてもお上手なので、どしどし質問をしてお料理のヒントも一緒にお持ち帰りくださいね。

普段口にする食材が、どこでどのように育てられているかを知ることで、私達は心から安心して「食べる」ことができます。化学肥料や農薬に頼らず、自然の循環に沿った方法で栽培されている豊島レモンの畑を、是非体感しにいらしてください。初秋の爽やかな好季節、皆さまのご来島をレモンと一緒にお待ちしています!