blogレモン便り

2018年02月11日

Lemon Drizzle Cake

1月下旬から2月上旬にかけて凍えるような寒さが続き、多くのレモンが凍傷被害にあってしまいました。凍傷にもいろいろあり、果皮が凍って枯れていくものや、見た目は大丈夫そうでも、中の果汁が凍ってしまい徐々に枯れていくものもあります。あまりに長く低温が続き、現時点では出荷可能なレモンの判別がつき難いので、もうしばらく様子を見たいと思います。お待ち頂いている皆さんにはご不便をおかけしますが、どうぞ気長にお待ち頂ければと思います。

そんな中、いつも豊島レモンをお店で使って下さっている群馬県のパン屋さんが、凍傷で果汁が苦くなってしまったレモンで Lemon Drizzle Cake というお菓子を焼いてくださいました。

ケーキの生地にすりおろした皮を使い、果汁は焼き上がり後に生地に塗るシロップとアイシングに使用されたそうです。果汁の苦みは全く感じられず、とっても爽やかで甘酸っぱいケーキに生まれ変わりました。さすが職人さんです。「豊作も不作もみんなでシェアできるような世の中になると良いですね」という優しいお言葉と、美味しいレモンのお菓子にたくさん元気をもらいました。ありがとうございました。

豊島レモンをたっぷりと使用したこちらのケーキは、ホワイトデーに合わせて販売を予定されているそうです。その他にも、お店には原材料にこだわった素敵なパンがたくさん並びます。お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください!

THE BAKERY(ザ・ベーカリー)
群馬県桐生市相生町3丁目591−2

2018年02月10日

「豊島レモンと塩こうじの教室」報告

寒波の到来で開催が危ぶまれた「豊島レモンと塩こうじの教室」ですが、寒さをしのいだ一部のレモン畑で無事開催することができました。普段レモン畑を訪れる機会のない方々にとっては、樹になっているレモンがとても新鮮だったようで、皆さん楽しそうに気に入ったレモンを手に取り収穫されていました。生産者としては、レモンに興味を持っていらっしゃる方々と直接お話ができる素晴らしい機会となり、私たちのレモン栽培に対する思いをお伝えできて大変充実した時間となりました。

レモン畑の次は、採りたてのレモンを使ったお料理教室。講師の宮島草子さんに塩レモン・塩こうじ・みりんレモンを美味しく仕込むコツを伝授して頂き、ご自身の体験談を交えて食と身体の繋がりや発酵食が体にもたらす変化など興味深いお話もたくさん聞かせて頂きました。豊島天日塩ファームの門脇さんも立ち寄ってくださり、原材料の生産者から直接お話が聞ける、楽しいお料理教室となりました。

そして、お待ちかねのお食事タイム!ゲストハウスmammaさんが用意して下さった素敵なお料理はこちら。塩麹漬け蒸し鶏、塩レモンのケークサレ、豊島産タコマリネ、レモンピクルス、野菜の塩麹スープ、豊島の棚田米にレモンの海苔佃煮を添えて。宮島さんが大豆栽培から始めて作り上げたお味噌と、tilのレモン胡椒も薬味として登場しました。デザートのレモンぜんざいには、草子農園の自然栽培大豆の粗挽きな粉とレモンの皮をおすりおろしてトッピング。さらにレモンをきゅっと絞ると、香ばしい香りと爽やかな香りが混ざり合い、美味しい~!!という声があがりました。

盛りだくさんの内容で開催されたレモン教室。ご自身で仕込んだ発酵食と一緒に、日々の食事にレモンを取り入れるヒントもお持ち帰り頂けたのではと思います。

やはり食というものは、生産する人、料理する人、食べる人、みんなが繋がることで安心が生まれ、お互い支えあうことで成り立っていくものだと再認識しました。今回ご参加下さった皆さん、ご協力下さった皆さん、本当にありがとうございました!